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HIV検査は保健所や特設検査施設にて匿名・無料で受けられます

2019年10月15日
男性を診ている医者

HIV検査は、日本全国の全ての保健所で無料で受けることができます。人口の多い大都市であれば、自治体が設置する特設検査施設でも保健所と同じように無料で検査が受けられます。保健所や特設検査施設を利用する場合、申込書に実名を書く必要がありません。匿名でも利用することができるので、他の人に知られる心配はありません。

HIV検査を受ける流れですが、最初に各自治体の公式サイトなどで保健所や特設検査施設の場所を調べます。それぞれの施設に電話で連絡をするか窓口を訪問して、予約をします。匿名でも予約が可能で、日時が指定されるので予約番号の札を受け取って帰りましょう。指定された日時に施設を訪問すると、最初に医師と対面して流れを説明してもらってから簡単な問診を受けます。問診が終わったら別室で採血が行われ、その日は終了です。

検査はHIV抗体の有無を調べるスクリーニング検査(古い分け)と、確認検査の2種類があります。スクリーニング検査の時点で陰性の結果が出たら、感染している可能性が無いので陰性となります。スクリーニング検査で抗体反応が陽性の場合にのみ確認検査が実施され、両方で陽性の反応が出た場合らHIVに感染していると判定されます。ちなみにHIVに感染していなくても、1000人に数人~10人程度の割合でスクリーニング検査の段階で抗原に反応してしまう場合があります。このため、スクリーニング検査の段階で陽性反応が出たとしてもHIVに感染していると判断されることはありません。

1週間後に陽性・陰性のいずれかが判明するので、指定された日時にもう一度施設を訪問して結果を教えてもらいます。この時も個別に医師と対面して説明を受けますが、もしも陽性の場合はエイズ治療を実施している医療機関を紹介してもらうことができます。

最初に即日(迅速)検査の申し込みをしておけば、採血をしたその日のうちにスクリーニング検査の結果を教えてもらうことができます。即日でスクリーニング検査の結果を教えてもらう場合には、採血後に少し待つ必要があります。スクリーニング検査で陽性反応が出た場合も、実際には感染していない場合があります。この段階で陽性反応が出た場合は1週間後にもう一度保健所や特設検査施設を訪問して、医師と対面して結果を教えてもらうことになります。

保健所などの検査でHIVが陽性であることが判明した場合には、症状が出ていなくてもすぐに専門の病院を受診する必要があります。医療機関をでも精密な検査が実施され、ウイルスのタイプやウイルス量・免疫力などを調べます。HIVウイルスは大きく分けて1型と2型の2種類があり、それぞれの型ごとに複数のサブタイプに分類されます。日本では1型のウイルスの方が多く見られ、2型よりも感染力・病原性が高いことが知られています。ウイルスのタイプや免疫力(CD4陽性リンパ球数)の検査結果から、治療を開始するタイミングや使用する薬の種類などが決められます。